2017年5月21日日曜日

BOSS HC-2 Hand Clapper クローンを作る

BOSS HC-2のレプリカを作るにあたって、まずプリント基板の準備から始める
ここでパターンをどうやって準備するか

こちらを参考にしてサービスマニュアルから起こすことにする


サービスマニュアルの図面から基板のパターンを起こす
レタッチでパーツ画像を消してパターンを浮かび上がらせる
pcb foil side
最後に画像を二値化させてパターンが完成

回路図と照らし合わせながらパターンを追ってゆくと、重要なことが判明する
基板上には存在しているのに、回路図には記述の無い部品がある


BOSS HC-2 レプリカに使うコンパレータについて


上記サイトによれば、TR-808で使われているクワド・コンパレータにAN6912ではなくLM339を選んだ場合、ハンドクラップの回路が正しく動作しないという。

BOSS HC-2のクローンで試してみたところ、以下のような結果となった。

AN6912
LM339N
AN6912では10msごとに3発鳴ったあと、残響音が付加されてサービスマニュアル通りのエンベロープとなっている。
LM339Nでは発音タイミングは同じであるものの、残響音が少し弱くなっている。


この程度の違いであれば許容できるというなら、入手の難しいAN6912以外の選択肢もあるだろうか。

2017年5月20日土曜日

TR-808 Hand Clapの動作原理

以下、サービスマニュアルからの引用および翻訳です

バンドパスフィルタ(IC21)を通過するホワイトノイズは、異なるエンベロープを持つVCAに並列に接続されています。
2つのエンベロープはCP用の音源を得るために結合されます。
ディケイタイムが比較的長いエンベロープはVCA Q70に適用されて、このVCAの出力はCPの残響音を構成します。
VCA(IC22、Q71、Q72)の出力エンベロープは鋸歯状をしており、この音源の主要な構成要素です。
以下では主に鋸歯状エンベロープのとても複雑な活動の説明を記します。


トリガパルスがクワド・コンパレータIC23の8ピンに適用されるとき、出力はR350とC140によって積分されて、図13-2で示す幅30msのパルスに変わります。
パルスの立ち下がりエッジでIC23のpin13はH(図13-3)になります。

lC23のピン1の出力はIC23のpin4にも適用され、IC23のpin2は-15Vから0Vになり、Q73はオンになり、lC23のpin5は-15Vになり、lC23のpin2は-15Vに戻り、Q73はオフ状態に戻ります。

したがって出力IC23のpin2の波形は図13-5のように狭いパルスになります。


Q73がオンになると、C144は突然-15Vに充電されます。ただし充電を終えるとすぐにQ73はオフになり、R365とD71を通して放電されます。

IC23のpin5のレベルが放電によってpin4のレベルより高くなると、lC23のpin2は再び反転しC144は-15Vまで再充電されます。

このプロセスが繰り返され、3回目の途中まで進むとIC23のpin1は0Vに上昇します。
この信号はR357とC141によって微分され、生成されたパルスはQ73をオンにします。

C144の端子電圧は放電により-15Vから徐々に上昇しますが、IC23のpin4は0Vに達しているのでpin2は反転しません。

このエンベロープジェネレータの出力(図13-4)はQ72のベースに加えられ、Q71のベースに加えられた信号(TM3からのオフセット調整信号およびD68、C143およびR362を介したアクセント信号)と共にQ72によって指数関数的に変換されます。

変換された信号はQ72のコレクタからIC22のpin1に加えられ、フィルタIC21からのノイズの振幅を変化させます。

Roland W-30をSCSIのMOから起動する

IO DATAのMOF-640というMOと230MBのディスクと組み合わせてみたが、W-30に認識されない。 ドライブのモード設定を変えてもダメで、試みにロータリースイッチを外して工場出荷状態にしたところ認識された。 ID.0にHDDが認識されている 中身は富士通のM2513Aと...