2019年2月22日金曜日

Roland TR-626のROM差し替え 2

改造の手順であるが、それほど難しいものではない

まずROM差し替えのためにソケット化する

次にpin32(VCC)とpin31(A18)を10kΩの抵抗で接続する
そしてpin31とpin16(GND)間にスイッチを配線する


この改造ではA18をプルアップすることでドラムキットを切り替えている

もしTR-626オリジナルのROMに戻す場合、配線はこのままで構わない
元の23C2001にA18は存在せず、pin31は機能していないので
スイッチを切り替えたところで影響はない
27C4001をハンダ側から眺めた図

Roland TR-626のROM差し替え 1



HKA Design Roland TR-626 ROM Expansion

こちらを参考にTR-626のROMを差し替えてみた

元の記事では拡張基板に載せたオリジナルROMと追加ROMの切り替えが可能であるが、ここでは簡略化してROM差し替えでLinnDrumとOberheim DMXを再生できるようにしている。

ここではFlashの29C040ではなく、代わりにEPROMの27C4001を使っている。特に問題なくROMライタでバイナリファイルを書き込めている。

ROMの差し替えにあたって、オリジナルROMと追加ROMの違いを説明すると



オリジナルROMの23C2001に対し、書き換え用の27C4001はpin31にA18が追加されている。これにより容量が倍になり、オリジナルに比べ2倍のキットが組み込める

2019年2月19日火曜日

AKAI MPC2000 偏光板の交換修理



偏向板の交換についてはHP200LXのサイトに優れたものがあり、そちらを参考にさせてもらった。基本的な所で通用する部分が多く、修理の上で役立つだろう。

手順としては液晶基板を枠から外し、二枚重ねのガラスの天面に貼られた偏向板を剥がし、さらに接着剤を除去する。

偏向板そのものは0.1mmほどのフィルムであり、ガラス面との間にカッターを差し込めば剥がすことができる。


その跡に残っている接着剤を除去するのだが、これが苦労する。硬化しているため、そのままでは綺麗に除去するのが難しい。

試行錯誤の結果、表面を軽く削り、そこを湿らせてこすり落とすという方法にたどり着く。ここでは除光液を使ったが、他の液体が望ましいかもしれない。

液晶は精密機器であるので不必要にぬらさないよう、ティッシュを液体に湿らせ軽く叩くように硬化した接着剤へ塗布する。


あとは軟化したところから指やヘラなどでこすり落とす。根気よく、さらにガラスやケーブルを痛めないよう慎重に行う。そうして綺麗なガラス面が現れたら完了。

交換用の偏向板であるが、ここでは接着剤なしの物を使った。どのように固定するかといえば、金属枠と同じ大きさに切り取り、それをはめ込み液晶そのもので固定した。


ここで使った偏向板は90度角で反転するようで、オリジナルの角度から直角に回転させるとMPC60のような反転画面になる。


以下はyoutubeにまとめたビデオであるが、その補足としてここに記した。



Roland W-30をSCSIのMOから起動する

IO DATAのMOF-640というMOと230MBのディスクと組み合わせてみたが、W-30に認識されない。 ドライブのモード設定を変えてもダメで、試みにロータリースイッチを外して工場出荷状態にしたところ認識された。 ID.0にHDDが認識されている 中身は富士通のM2513Aと...