2021年11月28日日曜日

Roland W-30をSCSIのMOから起動する

IO DATAのMOF-640というMOと230MBのディスクと組み合わせてみたが、W-30に認識されない。

ドライブのモード設定を変えてもダメで、試みにロータリースイッチを外して工場出荷状態にしたところ認識された。

ID.0にHDDが認識されている


中身は富士通のM2513Aという型番の製品で

http://www.fujitsu-europe.com/archive/archive/00000119.htm

色々と設定を変えて試してみたところ「Device typeのOptical memory device/Direct access device」という設定が重要らしい。

W-30でMOを使う場合はDirect access deviceと呼ばれるHDDモードしか認識しないようだ。

MOF-640は外側からHDDモードに設定できないので、中身を開けて自分で設定するしかない。

外部スイッチの配線を外して内部で設定している


W-30のマニュアルを読んでいたら、MAC用のHDDが使えると書いてあったので、DIPスイッチをMacモードに設定したところMOから起動できた。

Fujitsu M2513A : Switch Settings によれば

「Mac mode ON will disable the 'UNIT ATTENTION' reporting on power up and media change.」とあって、これはUNIT ATTENTIONという機能を無効にするらしい。

ついでに言えば、HDDモードに設定する理由というのも

「This determines what response the drive will give to an INQUIRY command.」

つまりINQUIRY commandを求められたら、HDDであると返答してW-30側に認識させるのだろう。

MOから起動できた


2020年6月26日金曜日

Panasonic FS-A1FにFM音源を組み込む

YM2413を使ったMSX-MUSIC FM音源の実験

こちらで作ったYM2413の基板をFS-A1Fに搭載してみた。


基板の配線はパターンを追って、カートリッジスロットのランドにハンダ付けする。
FM BIOSはA1 Cockpitの領域に置き換え、ファームウェアをEEPROMに書き込む。

こうすることでA1 Cockpitの代わりにFM BIOSを読み込むめるようになる。
MSX-MUSICでFM音源を奏でることができ、かつA1 Cockpitとの別れを果たす(永遠に)。


ただしFM BIOSを切り離す手段がないため、PSGでゲームサウンドを奏でることはできない。
味わいのあるPSGサウンドも聞いてみたい場合はどうしたらよいか。

この問題を解決すべく探してみたところ以下のような記事発見した。
FS-A1F 内臓ソフト無効化改造

FM BIOSはA1 Cockpitと同じSLT-33にあるため、この回路で切り離せることができる。
もちろんPSGのサウンドを堪能することができた。先人の知恵に感謝

2020年3月20日金曜日

YM2413を使ったMSX-MUSIC FM音源の実験 2


出来上がった基板をどのように組み込むべきか、本来はMSXに内臓してバスに
接続すべきものだが、ここはMEGAFLASH ROMに繋げることにした。

MEGAROMをFLASHROMに交換している

CXK5816のピンアサイン

改造時に外したSRAMのCXK5816であるが、このピンアサインには
A0-A7、D0-D7、VCC、GNDがあるので、これを利用する。

/WR,Reset,IORQ,Clock,Sound,±12Vはカートリッジ エッジから配線した。

MEGAFLASHを利用した場合、あらかじめFLASHにFM BIOSを書き込んでおけば、
そこからMSX-MUSICを立ち上げることができる。

YM2413を使ったMSX-MUSIC FM音源の実験



MSX resource center Internal MSX-MUSIC extension という記事に紹介
されていたMSX用FM音源の基板を作る。


MSX Music ここから基板のパターンを起こし。
元の配線図には間違いがあったので、こちらで訂正した。


このままでは何だか分からないので、FM-Pak Schematics から回路定数を割り出す。
PanasonicのFM-PakからSRAMの回路を除いたものであるという。


2020年2月20日木曜日

Gotek SFRM72-DU26をFlashFloppy化する



https://github.com/keirf/FlashFloppy/wiki

Gotekの製品をFlashFloppy化する手順は、優れたサイトが数多あるので解説は
他に譲るとして、ここではSFRM72-DU26の加工について記す。

基本的な構成はSFR1Mと共通しているので、回路図を参照のこと。

Firmewareの書き込みはBoot,RX,TX,GND,5Vのランドが用意されているので
そこにFT232RLアダプタを接続する。

イジェクトスイッチとスピーカーを接続するJA,JBのピンヘッダは基板上に
用意されていないが、それぞれに相当するJA,JB,JCという0Ω抵抗があるので、
これを撤去して跡のランドを利用する。

OLEDを接続するディスプレイポートも無いが、3.3V,GND,SCL,SDAが
用意されているのでそこを利用する。




0.91インチOLEDはドライブと同じ高さなので、ケースをカットして収納する。
ここではOLEDのピンを撤去して直に接続しているが、基板側にピンを用意して
ジャンパワイヤで接続するのが簡単かもしれない。

2020年2月19日水曜日

GOTEK SFRM72-DU26のピンアサイン



1 +5V 2 INDEX
3 +5V 4 DRIVE SELECT(S1)
5 +5V 6 DISK CHANGE
7 NC 8 READY
9 (JE) 10 MOTOR ON(MO)
11 (JD) 12 DIRECTION
13 NC 14 STEP
15 GND 16 WRITE DATA
17 GND 18 WRITE GATE
19 GND 20 TRACK00
21 GND 22 WRITE PROTECT
23 GND 24 READ DATA
25 GND 26 SIDE1 SELECT

ジャンパピンの説明
4はS1をショートでDrive Select
10はMOをショートでMotor Enable
S1とMOの両方を選択することは不可

9はJEをショートでGND、オープンでPULL UP
11はJDをショートでGND、オープンでPULL UP
JD、JEともに用途は不明

2020年1月13日月曜日

SANYO MSX2+ PHC-70FDでPC用のFDDを使う


PHC-70FDでPC用FDDを使う場合、DRIVE SELECTが10番、READYが34番に
アサインされているのであれば、あとはケーブルの加工で済む。

PC用のFDDは奇数番号がGNDに落ちているが、PHC-70FDでは1,3,5がNC、
7,9,11が+5V、それ以外がGNDなので、そのまま接続すると電源ラインが
GNDに落ちてしまいシステムがダウンする。

また電源ケーブルが用意されていないので、FDD用に引き出す必要がある。

まず、元から使われていないケーブルの1-6をカット、7,9,11,13もカットして
11から+5V、13からGNDを引き出し、FDDの電源とする。

奇数 偶数 PHC-70FD
1 NC 2 NC
3 NC 4 NC
5 NC 6 NC
7 +5V 8 INDEX
9 +5V 10 DRIVE SELECT
11 +5V 12 NC
13 GND 14 NC
15 GND 16 MOTOR ON
17 GND 18 DIRECTION
19 GND 20 STEP
21 GND 22 WRITE DATA
23 GND 24 WRITE GATE
25 GND 26 TRACK 00
27 GND 28 WRITE PROTECT
29 GND 30 READ DATA
31 GND 32 SIDE ONE SELECT
33 GND 34 READY

Gotek (Flash Floppy) Emulatorで動作確認

Roland W-30をSCSIのMOから起動する

IO DATAのMOF-640というMOと230MBのディスクと組み合わせてみたが、W-30に認識されない。 ドライブのモード設定を変えてもダメで、試みにロータリースイッチを外して工場出荷状態にしたところ認識された。 ID.0にHDDが認識されている 中身は富士通のM2513Aと...