2024年7月3日水曜日

YAMAHA QY300の修理と液晶交換

電源の入らないYAMAHA QY300を修理する。
症状としては電源スイッチをオンにしても、液晶は表示されず、ヘッドフォンからはポップ音が聞こえ、FDDのアクセスランプが点灯といった具合。

メイン基板を確認すると電源レギュレータが3個あり、+8V(アナログ)、+5V(デジタル)、+5V(FDD)という並びで、このうちデジタル用の+5Vレギュレータの出力が無かった。

これを交換することで修理完了。



ついでに偏光板の焼けた液晶も交換してしまう。
偏光板を交換するより、いっそLEDバックライトの液晶に交換することにする。




ここで一つ問題がある。オリジナル液晶のコネクタは20ピンであり、LED液晶は22ピンであるということ。


QY300の回路図とLED液晶の仕様を見比べてみると、Pin21,Pin22はLED backlightの電源であった。これは内部で配線することもできるので無視しても構わないようだ。

それ以外のPin1からPin20までは基本的には同じなので、そのまま接続することができる。

オリジナルではPin20はオープンになっているが、これはコントラスト用の電源出力であり、QY300では外部のDC-DC converterから供給されるので未使用となっている。


古い液晶と新しい液晶ではコントラストの特性(VEE-Vo)が異なるらしく、もっとも暗くしてもこの明るさになる。もしかするとVRとPin4の間に数kの抵抗を入れると良いかもしれない。

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